近所の雑木林に犬の散歩に行くと、まぁ、うるさいったらありゃしない。何百、何千というセミがあたりの木にしがみつき、近くを通ろうものなら小便はかけられるわ、顔にはぶつかってくるわ、背中にとまってジャァジャー鳴くわ、もうすごいことになっている。
これは、もう、行くしかないでしょう、と火曜、水曜と2日連続でトンガリロ川に出かけた。
んが、火曜日は中流部に歩いていき、岸から遊んで虹鱒2尾、ブラウン1尾のみ。しかも虹鱒の1尾は途中でバレ、ブラウンにいたってはハリ掛りもしなかった。なんて下手糞な私。
さらに水曜日はボートで河口から上がって下流部を狙った。でも、右岸の木がなぜかみな枯れている。どうやら薬でもまいたらしい。そのせいかセミの声もまばらでさびしい限り。ブラウンの姿もほとんど見えない。そんな中どうにか見つけて投げ、しかもきっちり反応してくれたというのに、またまた口の中からカスリもせずにきれいに引き抜いてしまった。
んんむ。まだ時間的に早いのだろうか?セミが短い一生を終え、ばたばたと落ちるまであと1週間くらい待ったほうがいいんだろうか、と自分の下手さ加減はしっかり忘れて、セミのせいにする私。
さ、セミフライを巻こうっと。